6月28日〜30日、東京ビッグサイトで開催された医薬品、化粧品、洗剤の研究技術展「インターフェックスジャパン展」に、医薬品パッケージ印刷の雄である朝日印刷株式会社(富山市:濱尚 社長)と富山スガキ株式会社(富山市:須垣貴雄 社長)が出展した。
展示会の医薬・化粧品包装ブースには、大手印刷会社を含め、多数の印刷会社が、自社のパッケージ製品で、その機能、デザインを競っており、さながら印刷の展示会の様相でもあった。朝日印刷(株)は、1872年(明治5年)の創業で、145年の歴史を持ち、医薬品・化粧品分野における印刷包材のトップメーカーである。再封機能、開封済み機能などの特殊機能を備えた医療用医薬品パッケージ、意匠性に優れた一般向け医薬品・化粧品パッケージなど、用途に合わせた機能や意匠には、その卓越した技術力が随所に感じられる包装製品群であった。
子どもの誤飲事故を防ぐ「CRパッケージ」や立体スキャン印刷を利用した高意匠性パッケージなど開発力の高さを示す展示も注目を集めていた。
自社の技術力をベースにして、すでに東南アジアへの進出を開始しており、医薬品パッケージの国内トップメーカーから、更なる飛躍を目指している。、
http://www.asahi-pp.co.jp/
富山スガキ(株)は、1877年(明治10年)の創業で、140年の歴史を持つ。
展示会では、医療現場のニーズに応え、医薬品包装のユーザビリティ改善に的を絞った「富山スガキのアシストパッケージ®」と、製薬業界からの関心の高い「子供の誤飲防止やアドヒアランスの向上」などを具現化したパッケージを展示していた。
実際に、「開封・再封・廃棄」の新しい形を提案したパッケージに触れて、医療従事者や、服用シニア層への配慮が行き届き、かつ子ども誤飲事故も防止できる[人に優しパッケージ]であることに納得した。富山スガキは、パッケージ印刷業界で、「水なし印刷」を他社に先駆けて採用した会社でもある。
https://www.sugaki.co.jp/
140年の歴史を持つ老舗の2社のたゆまぬ革新・前進を続ける姿勢に感服するとともに、創業200年に向けて、ますます発展されることを祈念したい。