水なし印刷のロゴであるバタフライマークの認知度向上を目指して、水なし印刷で、バタフライマークのシールを制作し、 会員に配布した。鮮やかで印象的なシールに仕上がっている。
水なし印刷の印刷物を、小口梱包する場合や、段ボールやシュリンク包装で出荷する際に、外面に張り付けためのシールである。 印刷物を受け取り、開梱する際には、自然と目につくように使われることを想定している。
シール、ラベル印刷は、パッケージと同じく商品の顔となる場合も多く、にじみの少ない、色再現性の良い水なし印刷が、好評である。ワインの本場のフランスやオーストラリアでは、ワインラベルは、日本製のラベル印刷機を使用した水なし印刷が、大半を占めている。
日本では、精英堂印刷会社(山形県米沢市)が、水なし印刷のラベルで、毎年日本及び世界のラベルコンテストで、最高賞を含む高位の賞を連続して獲得していおり、品質の高さには定評がある。詳細は、以下の記事を参照ください。https://www.waterless.jp/about/activity/archives/002741.php
今回のバタフライマークのシールは、日本WPAの会員企業の「株式会社ヨネヤマシール印刷(新潟県三条市:米山智哉社長):http://www.y-s-p.co.jp/」で、水なし印刷で制作されたものである。
なお、フランスにおけるワインラベルの印刷会社の情報については、http://cs2.toray.co.jp/news/waterless/newsrrs01.nsf/en/
07937A9E3EDF0A4549258059002D9811
をご覧ください。
以下は、余談。
日本ではシール(seal)とラベル(label)の間には、印刷の観点からは同一物で、使用目的に若干の差がある程度。更にステッカー(sticker)もあるが、これも印刷的には同一物と言える。日本語では、ステッカーは、物に張り付けて遊びに使う際に使われる用語であるが、英語では、日本語のシールもstickerとなる。
一方の英語の「seal」は、ある団体や人物が発行し、品質や製品を保証などの意味合いがあり、公的なニュアンスがある。本来のsealは「密閉する、封をする行為」の意味であり、昔はワックスを垂らして上から刻印することが行われていたのに端を発する。
契約書の割り印は、中身を保証するの意味があり、本来の[seal」の使い方に近いとも言える。
今回のバタフライマークのシールは、水なし印刷で、「中身(品質)を保証する」という本来の意味合いが含まれている。