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2016年10月09日

東レ先端材料展で、「水なし平版のグロール展開」について講演が行われる

東レ株式会社は、創立90周年を迎え、10月6日?8日まで東京国際フォーラムで「東レ先端材料展」を開催した。
「素材で、世界を変えていく」の理念のもとに、生活関連の繊維・プラスチック・医薬医療製品から、社会インフラに関連する水処理、車・航空宇宙関連、砂漠の緑化製品など幅広い展示がなされていた。
その中で、イノベーションステージプログラムとして水なし平版のグローバル展開について、印写部販売3課長 槙田祥子氏が、対話形式でプレゼンした。印刷に馴染みのない人たちにも理解できる分かり易い内容のプレゼンであった。
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東レ(株)印写部販売3課長 槙田祥子氏
水なし印刷の環境印刷特性を基本にしつつ、チェコ共和国での水なし平版工場操業によるグローバル展開、日本での商業印刷、欧州の新聞印刷、アジアの高品質印刷など世界の各マーケットに適した版材、サポートの紹介等は、水なし印刷の世界的な広がりを印象付けるものであった。
また、水なし「バタフライマーク」を大写ししながらの説明は、聴講者の「バタフライマーク」の認知度の向上に大いに役立ったと確信している。
なお、講演詳細は、別途配信の予定。
その他、ホットな展示として、生体関係では、心臓機能や筋肉の動きを常時モニターできるウエアブル素材、トップアスリートのために義足、炭素繊維を多用したボーイング787の実物大模型など、一貫して素材開発にこだわる東レ(株)の姿勢を実感できる展示であった。toray lecture2.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像水なし平版の素材面からの更なる進歩を期待したい。