6月にドイツで開く主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)で日本は国内で排出される温暖化ガスの排出量を2030年までに13年比で26%削減する案を提示するようになる。
日米欧の温暖化ガスの削減目標
削減幅 基準年 目標年
日 本 26% 2013年 2030年
米 国 26〜28% 2005年 2025年
E U 少なくとも40% 1990年 2030年
と、なるようだ。
震災を契機として、温暖化の議論が停滞したものの、世情の落ち着きが出てくる中で、温暖化の取り組み姿勢が再び、議論されてこよう。印刷界でも多方面からの環境への取り組みは提示されているが、定量を捕らえて評価するのはカーボンフットプリント(CFP)であり、一部、カーボンオフセット(CO)も利用はできよう。COはその打消し効用で一種の社会貢献につなげられる。
日本WPAはPGGクラウドを使って算出するCO事業に取り組む一方、PGGクラウド進化系のCFP算定ソフトを使って、CFPを算出できるようにしている。
この両者を改めて比較して見たが、慣れるとCFPクラウドの方がより使いやすいことが分かってきた。
まもなく、CFPのシステム認証の参加企業を募集する。広く印刷人にこの新事態を訴え、より多くの方がCFPクラウドへ参画してくれることを願っている。