3月28日土曜日に、水なしパッケージ印刷の先駆者である精英堂印刷株式会社様の100周年記念祝賀会が、米沢は「グランドホクヨウ米沢」で盛大に開催され、日本WPA会長として出席させていただきました。
米沢にはまだ雪が多く残っていましたが、当日は晴天に恵まれ、暑いくらいの春を感じさせる陽気でした。そんな中、来賓の方約80名、社員の方約160名が集まり、広大な会場に29の丸テーブルが並ぶ着席式の祝賀会として、日本WPAの理事でもある井上吉昭社長のご挨拶から盛大に開演されました。
精英堂印刷さんは、1915年大正4年に米沢の地で創業され、第2次世界大戦を始め、2つの大震災など多くの困難を乗り越え、この2月で100周年を迎えられました。山形県は京都に次いで、日本で2番目に社歴100年以上の会社が多い地で、県内606社、米沢市内85社の仲間入りを果たされました。日本酒の造り酒屋が多いのがその要因だそうですが、同社も昭和30年からラベル印刷を皮切りに日本酒業界との付き合いをはじめたそうです。平成11年からは、水なしオフセット印刷機を導入され、水なしパッケージ印刷の確固たる地位を築かれました。
最近は水なし印刷も印刷物のデジタル化におされ、日本WPAでもカーボンフットプリントやスマホアプリの開発など、直接的な水なし印刷技術ではないチャレンジを行っていますが、井上社長は、今後とも水なしパッケージ印刷を事業の中核に据え、発展させて行くと力強く述べられていました。私としても、とても心強く感動いたした次第です。
その後、小嶋会長、安部米沢市長、坂部山形県工組理事長、小嶋オビサン株式会社社長の挨拶と続き、鏡開きを経て新野専務の音頭で乾杯となりました。
祝宴の途中、100周年を記念して企画された社章の刷新で、広く社員から募集した60を超える案の中、ご覧のようなデザインが採用され、表彰とともに公表されました。これは精英堂さんの「S」と限りない発展の意味をこめた「∞」のマークを合わせ、四ツ葉のクローバーをデザインして作られたそうです。更に4つの葉は、1にお客様、2に地域、3にビジネスパートナー、4に社員を表し、共に拡大して発展していこうという思いがこめられているそうです。
クライマックスでは、アトラクションとして地元大学生による和太鼓と、地元出身の歌手の「朝倉さや」さんのライブで、会場を更に盛り上げ、盛会のうちに渡部製造部長の中締めで終了となりました。
井上社長、本当におめでとうございます。また、ありがとうございました。
日本WPA会長 田畠久義