今年の「第13回印刷産業環境優良工場表彰」の受賞18工場が決まった。経済産業大臣賞は我々の仲間、六三印刷株式会社(島村信彦社長、本社・東京都江東区)の水沢工場(岩手県奥州市)が受賞した。受賞理由は以下の通りである。
経営者の環境意識が高くISO14001を返上してGP工場認定の仕組みで統一し、環境パーフォーマンスを確実に上がっている。運用・監視活動の見える化を行い、テーマの明確化と共有化が進み全員活動となっている。
太陽光発電の導入、電力使用量の削減や作業効率アップによるエネルギー使用量の削減などデーターで管理し成果を上げており、高く評価できる。
「GPマーク表示件数日本一」を掲げ、経営者自ら率先して取り組み、年間1200件を達成。年間比9.6倍と大幅伸長、合わせて営業成績も伸ばしている。
地元密着型の社会貢献活動を従業員と一体で構築し、残紙の幼稚園への寄贈や車椅子の寄贈、献血活動など印刷業の枠を超えた全産業界に誇れる工場といえよう。
2006年8月に我々は六三印刷(株)・三沢工場で全印工連水なし印刷研究会で勉強会を開催
させていただいたが、当時から水なし印刷を駆使する先進性に感心させられた。
なお、(一社)日本WPA会員企業は過去、最高位の通産大臣賞を13回の内、通算8回、第7回以降は連続7回を獲得する実績を上げてくれている。
第3回 サンメッセ(株)・本社工場、第7回 (株)新藤、第8回 精英堂印刷(株)・本社工場、第9回 ((株)金羊社・御殿場工場、第10回 新日本印刷(株)・羽田工場、第11回 日経印刷(株)・グラフィックガーデン、第12回 (株)ウエマツ・戸田工場、第13回 六三印刷(株)・水沢工場。