スイス・ルツェルンでのフンケラー・イノベイティブ・デイで展示されたKBA RotaJet 76デジタル輪転印刷機
drupaでお目見えして以来、今まで、KBA RotaJET 76はインク供給装置、インキシステム、スクリーニング、およびカラー・マネジメントなどの諸点での改良をかさねていた。これらの改良と多様なターゲット市場の潜在的ユーザーとの綿密な協力のおかげで、完成度の高い、高速デジタル印刷機を出せるようになった。ルツェルンで開催されたフンケラー・イノベーション・デイでは、KBA RotaJETは、競争機をしのぎ、差をつけた実演をしてくれた。KBAまたは、他のデジタル印刷機メーカーで本番の仕事で印刷評価テストしたことのある感心深い印刷業者から執拗なテスト依頼を受けている。KBAの新しい巻取装置と新しい、効率を上げたIR/熱乾燥の両システムとも自社内開発品で、全体の性能を強化し、すでに、ルツェルンではRotaJETに組み込まれていた。印刷品質が改善された一要因は、新しく開発されたポリマーベースの顔料インク「RotaColor」に負ものが大きい。従来のインクに比べて、このインキはかなり毛管効果(紙の中への顔料の浸透力)を減らし、高再現性をもたらし、色抜け抑制をもたらしてくれる。KBAは、大量インクジェットシステムの中で新しいポリマーベースのインクを使う最初のメーカーである。KBAによると、新しいインクによりプリコートなしで印刷ができる用紙領域を拡張してくれ、未来はさらなる品質の進歩と原価節約のかなりの可能性をもたらそう。フンケラー・イノベーション・デイでは実に、多様な印刷実演をして見せつけてくれた。