昨年は胆管がん問題が露見されたが、米国では大気汚染で印刷会社が告発される事件が起きた。水なし印刷では起こりえないことであるが、米国の事例では法律遵守をしていないことが問題であったようだ。環境第一、これが水なし印刷人のモットーである。
シカゴ地区の新聞報道:大気汚染で印刷会社が告発される(WC13.02号転載)
シカゴ・トリビューン紙、シカゴ地区で最も高い購読の新聞、および、全米国新聞(発行部数監査会によって報告)の第9位にあげられている新聞の2012年12月28日版にで、以下の記事が掲載された。それはシカゴ市郊外のレイク・ブック製造と呼ばれる印刷会社に言及されている。同社は並製本、上製本や豪華本などの本の製作会社である。それが、USEPA(米国環境保護局)汚染管理規則に違反したと言い渡された、厳しい刑罰事例であり、私達はこの記事を抜粋・転用するする:
「(NewsEdge経由のシカゴ・トリビューン(IL)取得記事)12月28日–イリノイ州司法長官リサ・マディガンは木曜日に、大気汚染につながる機器の設置に違法とし、西部郊外の製本・印刷工場に対して、訴訟を起こした。」
クック郡巡回裁判所で起こされた77ページの訴訟は、規定された大気汚染物質として知られている「揮発性有機物」を放つ可能性があり、さらに、10台の印刷機を設置する前に建築許可証すらも得ていなかった点につき、メルローズパークを本拠とするレイク本製造社が法律を犯していると主張する。
司法長官は、会社が、また、汚染を起こす可能性を持つ印刷機と2つのガス・ボイラーの動作許可証を得ていないと言った。
マディガンは、法廷に、機器の使用を中止し、違反金として各項目で50,000ドル、さらに、機械を操業した各日々につき追加の10,000ドルの罰金を支払うことを会社に強制するよう訴訟している。
レイク本製造のコメントを得ようとしたが、木曜日の夕方、接触することができなかった。 そのウェブサイトによると、同社は40年間にわたり、本を出している。
同社は印刷機を設置する前にイリノイ環境保護局から適正な建設または運転の許可証を交付されていないことが、2010年11月の点検で判明し、訴訟によれば、州の環境保護法では規定されているが、それは許可証に対する料金を支払ていなかった。
同社は2000年から遡って「1年につき25トンを超えるを揮発性有機材料を放散した可能性があった。」と、訴訟は述べる。そして、それは同社が州環境保護庁に提出した資料を引用している。
「同社はまた1992年から2010年までの年間排出報告書と季刊報告書をイリノイ環境保護庁に提出しなかった。」と訴訟は主張する。