東レ株式会社会社はホール16スタンドD32で
日本WPAの協賛会員、東レ株式会社はデュッセルドルフで5月3日から16日に開催される、drupa 2012でオンディマンド・オフセット印刷とし、その付加価値テクノロジーを示してくれる。
柔軟性があり、効率が上がり、多様な素材でも迅速処理ができる、変わり行く印刷市場でますます起きてくる難題に対処するチャレンジ姿勢を示してくれている。紙の商業印刷の需要が減少することで起こされた難しいビジネス環境において、印刷人がそれらの製品範囲を拡張するのを手助けしたい、そのソリューションを示すのが東レの目的である。
「同じインクを使い、紙とボードを越えて多種多様な素材でも優れた品質を生み出す水なしの能力は、印刷人の営業活動分野を広げることをより容易にするでしょう。」と東レインターナショナルヨーロッパのグラフィックス・化学製品営業部長、石井氏は説明してくれる。「水なしUVにすると、迅速な前準備、インライン加工が図れ、生産性が非常に向上し、顧客への納期短縮が図れます。」
東レはホール16のスタンドD32でインライン加工の自動化を図ったライブデモンストレーションをB1機とB3機で水なしUV印刷でその利点を示してくれる。
水なしオフセット印刷の付加価値
水なしテクノロジーでは、紙、ボール紙、プラスチック、フィルム、または金属箔から様々な素材に、安定した高解像度イメージを再現してくれ、今までにない印刷品質を保証してくれる。また、プレスの湿し水は使わなくてすみ、化学薬品の流出とVOC排出を減らしてくれ、環境上のメリット与えてくれる。インク/水のバランスを取る必要はなく、前準備と刷り出しヤレは最小に抑えられ、1日あたりより多くの仕事をこなすことができる。この利点は、特に、UV印刷インキを使う時は有効である。と言うのは、従来のオフセット印刷では、水を使うと不安定になってしまうからだ。印刷の仕事が、より小ロット化し、製品が多様化し、より高価な素材へと求められる今、水なし印刷では、刷りだしヤレ、予備紙を減らすことができ、重要な経済的、環境的議論を提示してくれる。すなわち、水なし印刷のユニークさ、その高品質と高度な持続性の組み合わせのために、印刷会社は一層、付加価値を高めることができるのだ。
新しい市場が開く
水なしオフセット印刷は、特に、従来のオフセット印刷の泣き所である、ヤレ率、印刷適性、品質、特に、プレミアム包装、プラスチックカード、広告ポスター、粘着ラベル、3D、そしてレンズ形のアプリケーション、CD/DVD、木製のラミネート、パンフレットなどにはうってつけである。むろん、書籍、雑誌のタイトル、チラシなどの一般商業印刷も同様に、その限界に押される分野で成功している。
水なしの印刷への変換は、すべての標準オフセット印刷機で可能で、多くの人々が考えるより簡単である。ただし、勘所の重要な準備要件がある:プレスのインキ装置には温度調節が付いていること。水なし版の特別な現像機、水なし印刷専用インキを使うこと。インキは複数の供給者から入手可能である。
石井氏は「これらの要件が満たされるならば、付加価値を印刷サービスに加えたい印刷人に水なし版で門戸を開いてくれます。」と締めくくってくれた。
VIM社はホール7AスタンドE02で展示
同社は水なしアブレーション版DOSを正式発表する。高耐刷力、高細線再現がウリ。
Presstekはホール4スタンド4B03で展示
75DI 5色機+コーター付き+Virtuoso Print Quality System(新品質管理装置)を展示