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カーボンオフセット

2011年11月27日

PGGクラウドの本格稼働の助っ人・クラウド管理ソフトが完成

PGGのクラウド化は既報のように10月に完成を見て、既に、試験運用に入っている。バグ取りを終えて、いよいよ、本格稼働に入り出す。
JEMAIのカーボンオフセット事業はこれから、本格運用の時代に入ってくれる。現在、CFPマークを付けるには、申請書を提出し、コンサルの手を借りて、事細かにPCRに則ったCO2排出計算のチェックを受け、その後、検証パネルでの検証をえて正式にマークが交付される。これは当然と言うべき基本の形である。
欧州の状況を見ると、印刷組合が取り仕切り、CO2排出量計算ソフトのクラウド化を進め、印刷会社は自己責任の下での運用を図っている。各産業ごとの、信頼性のあるクラウドCO2排出量計算ソフトをつくると、これはPCRに基づいたCO2算出計算が、自動化に近い形で算出できるのではなかろうか。この運用は完全に自己責任の下で施行されるようにできる。
我が国の慣行はこのようにはいかないが、印刷物の場合、検証パネルに係る20日とかでは、実用性が薄くなる。印刷産業界こそ、欧州の運用を見習うべきではなかろうか。
我々はカーボンオフセットの形を、限りなくカーボンフットプリントに近づけて運用している。よって、カーボンオフセットにかかわらず、より正確な排出量の数字をバタフライロゴ内に掲げている。
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この画面から請求書とが発行され、メール添付で送られる。
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この画面から証明書が発行される
カーボンオフセットを1400トン以上、運用した結果、トン当たり3500円の小口の請求書h発行、代金回収、証明書発行、在庫カーボン量の管理など、小口にして複雑な経理作業をともなうことが分かってきた。そこで、クラウド化を機に、専用のクラウド化管理ソフトをこの度作成し、その完成を見た。これで運用者側と使用者側が個別案件を円滑に経理処理、付帯処理の運用ができるようになった。