札幌市の総合商研?は昨年央から、宅配フリーペーパ「地域新聞・フリッパー」をバタフライロゴをつけた、水なし印刷を採用して再刊した。白石区版、豊平区版で17万部を月刊で宅配している。今年中には札幌市内のより広い範囲に宅配できる体制を整える。10数年前に企画会社が発行していた「フリッパー」の流れを汲んではいるが、区単位の地域版を宅配をかけて配っているのが特徴である。本年年央には50万部の宅配フリーペーパに持ってゆく計画でいる。新聞の読紙率が落ちていく中で、地域小セグメントをきかせたうえでの、世帯配布カバー率を100%近くまで上げた媒体として、大変注目される。
さらに、日本ではこれだけのメジャー・フリーペーパーとしては始めてのバタフライロゴ入りの、水なし印刷を採用していることが注目される。紙媒体はとかく、「無駄ごみ」に見られがちだが、消費者に印刷物そのものから環境配慮をして物づくりしている姿勢を訴求している。
宅配フリーペーパー「フラッパー」
フラッパーに表記しているバタフライロゴ(拡大)