日本WPAは最近の、不正バタフライロゴの頻発発生の防止のために、バタフライロゴの正しい使い方の啓蒙と広報、不正バタフライロゴの対する声明文を7月20日、東レ日本橋本社会議室で業界紙3紙を招いて発表した。早速、印刷新報では7月31日号紙面トップにこの話題を掲載していただくことになった。日本印刷新聞社は8面での取扱で報じた。記事内容pdf
声明文「バタフライロゴの正しい運用」
日本水なし印刷協会(日本WPA)は環境にやさしい水なし印刷の技術開発促進、普及を図っている印刷会社の団体です。2002年6月に発足され、現在では正会員125社、協賛会員18社でもって運営されています。米国に本部を置くWaterless Printing Associationと、ドイツに本拠を置く、European Waterless Printing Associationとの国際的連帯を持ち、水なし印刷の世界的普及を目指しています。その象徴である、バタフライロゴは日本でも商標登録されたロゴで、日本水なし印刷協会の会員に限り、水なし印刷で印刷したもののみに、印刷物に付けられる環境保全のロゴです。また、このロゴは欧米で一定の認知を得た水準になっています。
最近、このロゴを無断でスキャニングし、これを水ありオフセットで印刷するという不正行為が発覚しております。その都度、関係者に不正行為の指摘と是正を求め、正しい運用の指摘に当たっていますが、場合によっては、やむをえず、法的処置を講じることにもなりかねません。
水なし印刷は廃液,排水を減少させるほか、工場内のVOC発生を大幅に削減できる、大変環境に優れた印刷方式であり、印刷物の発注の際には、是非バタフライロゴの掲載をご指定していただくようお願いいたします。バタフライロゴは日本WPA会員企業だけが、掲載の資格を有しています。なお、バタフライロゴの例外的な使い方については、日本WPAのホームページの詳細を参考にされるか、事務局にお問合せいただきたく存じます。
日本水なし印刷協会(日本WPA)
会長 依田英祐
112-0006東京都文京区小日向2-31-14
tel:090-8480-3274