株式会社シンコーアドヴァンス(奈良県北葛城郡:福留伸一社長:http://www.shinko-print.co.jp/)は、9月より伸光印刷から社名変更し、更なる事業拡大に乗り出している。1957年、奈良県王寺町で印刷工場を設置後、現在では、枚葉印刷、オフ輪印刷、デジタル印刷などの印刷事業や印刷通販事業(ネットショップ)を展開している。更には、コインランドリー事業、訪問医療マッサージ事業などで、地域社会への貢献事業にも乗り出している、
この度、所有するMEGA JPRINT 440(菊全両面8色機)が10年目を迎えることによるメンテナンスの必要性や、要員の変更などがかさなり、新体制のもとで「水なし印刷」を採用することを決定した。お盆期間中の印刷機械メンテナンスを経て、その後は水なし印刷に変更した。
入社3ケ月の新人と、ベトナムからの技能実習生(来日3年目)に、菊全両面8色機の運転を任せたのである。結果は、予想を超える成果があった。Fairdot350線で刷り上がった奈良内歴史美術のイベントのポスター、入場券の仕上がりは見事なものであった。
(福留社長と菊全両面8色機)
福留社長は、「水なし印刷の採用で生産性は大きく向上し、ヤレ紙は減りすぎるくらい減る(予備紙が余り過ぎる)、何よりも入社3ケ月の新人が、微妙なグラデーションの再現が必要な絵柄を、Fairdot350線で見事な印刷物に仕上げた。水なし印刷による見当精度の向上により、印刷品質も向上した」と語る。
既に、大阪市に営業所を開設し、コロナ禍の先を見据え、万博、IR(統合型リゾート)での需要を取り込むべく動き出している。
奈良県初の水なし印刷、初の日本WPA会員として水なし印刷を生かしながら「とどまることなく顧客の満足を追求し、社会課題の解決にも取り組む」社長の意欲に感動しました。