日本印刷産業連合会が、2月15日から公開している専用サイト「じゃぱにうむ2021」で、アインズ株式会社(滋賀県蒲生郡:https://www.shiga-web.or.jp/eins/)の事例発表が、動画で紹介されている。
アインズ(株)は、水なし印刷を2003年から開始し、寄付金付き印刷用紙の「びわ湖環境ペーパー」や「水なし印刷によるカーボンオフセット」など独自の環境への取り組みを展開している。2017年にSDGs宣言を発して、アインズ(株)の事業とSDGsの該当する項目を紐づけし、経営の根幹にSDGsの掲げる社会の課題を解決することを据えている。
今回の「「じゃぱにうむ2021」では、同社の谷 康夫常務取締役が、「クラウンドファンディング事業FAAVOしが」の運営事例を通じて、印刷手法による「一対一のソリューション」の提供会社から、印刷手法に限定せず、社会の課題を解決する「コミュニケーション・プラットフォーム・カンパニー」に変革しつつある実績を紹介している。
印刷物という「ものづくり」だけではなく、社会・企業・人をつなぐ「コミュニケーション基盤」をつくる会社に変革するための手段の一つとしてクラウドファンディング事業を運営している。運営している「FAAVOしが」は、滋賀県の企業と地域の連携、課題解決及び活性化を目指している。「FAAVOしが」の具体的な活用事例として、コロナ禍で危機に直面した商工会の活性化プロジェクト、コロナ禍で売り先を失った近江牛をステイホーム中の家庭に届ける生産者と消費者をつなぐプロジェクト、全国的に有名なゆるキャラのひこにゃん応援プロジェクトなどの成功例が紹介されている。
「FAAVOしが」の運営を成功される秘訣として、地域のパートナー企業との連携の重要性を強調している。行政機関パートナーや金融機関パートナーとの連携ネットワークが成功の鍵となっており、また、クラウドファンディング事業は、運営の手数料収入だけではなく、関連する印刷需要へのリターンにもつながる一面がある。
クラウドファンディングにより、社会課題の解決、地域の活性化の実現などの意義を時間でき、充実した達成感を味わえるとのこと。更に、クラウドファンディングは、SDGs達成のためのアウトプットツールであり、プラットフォームカンパニーの新しいツールであり、営業スタイルの変革ツールでもあると結んでいる。
以下の動画を、是非視聴ください。