(朝日印刷工業(株)石川靖社長)
冊子印刷などを得意としている群馬県の朝日印刷工業㈱(石川靖社長:http://www.asahi-p.co.jp)は、企業の付加価値向上の一手として、KOMORIリスロン440SPを水なし印刷仕様に変更し、本格的に10月から水なし印刷サービスをスタートする予定だ。これにより水あり印刷機3台、水なし印刷機1台の生産体制となる。
同社では現在、社会的に注目が高まっているSDGsの視点に基づいた経営と、働く環境整備を進めるための健康経営という2つの取り組みを通じ、企業価値の向上を目指している。SDGsと健康経営という2つ要素に連携していることが、水なし印刷を決断した大きな要因となっている。
「企業の在り方を追求した結果として水なし印刷を始めることを決めました。地球環境や働く人のための社内整備に取り組むこという企業の社会的責任を打ち出すことを第一の目標としています」と断言する。
SDGsへ取り組むことは企業イメージのアップにも繋がる。中小企業の企業のイメージアップ戦略について、地方企業ほど必要になっているとも言う。「これからは良い会社でないと良い人材は集まりません。特に、この5~6年で、その傾向が顕著になってきています」と述べるとともに、「人材獲得のための施策を打ち出さないと、地方の会社には益々人が集まらず、組織の弱体化に直結する問題です」と懸念する。
また、水なし印刷を始めることのメリットに、印刷機そのものの長寿命化や印刷品質の向上も挙げる。ハイライトなどの網点の再現性なども評価が高く、高精細印刷を強みとする企業にとっては武器となる。
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