右側:木造施設 左側:プレハブ施設
前報の「うのクラブ」に続き、「二福のびのびクラブ(倉敷市第2福田諸学校敷地内:斎藤武次郎 運営委員長)」を訪問した。二福のびのびクラブは、岡山県で学童保育施設の木造化の切掛けになった施設である。
現在120人の学童が施設を利用している。新型コロナウイルスの感染防止対策として、食事やおやつの時間は、一組10人のグループ分けで運営している。子どもたちが1mの距離を取れるようにとの配慮である。
来年度には、このクラブを利用する学童は160人に増加する予定とのことであった。
現在、二福のびのびクラブの施設はプレハブの旧設備と木造の新設備で運営されており、夏場の室温は10℃も差があり、プレハブ施設では、いくらエアコンで温度設定しても、設定温度までは下がらないとのこと。夏休みの弁当が腐る心配や、アイスクリームは室内でなく外で食べること、室内で過ごしていたらかえって熱中症に(?)など、笑えない話が多くある。
元々は、2015年にプレハブ施設の屋根裏換気扇を設置し、室温低下をめざし、その後、エアコンの標準装備化、木造化へと展開していった。
(プレハブ施設の天井(屋根部分))
こどもたちが学童保育施設で、元気で挨拶をしてくれ、のびのび元気に動きまわる姿に、癒されるとともに、学童保育の重要性を改めて感じた次第である。
右から二人目:斎藤武次郎 運営委員長
左端:岡山県学童保育連絡協議会 糸山会長