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2019年12月08日

エコプロ2019に出展、日本WPAブースに1000人近い来場者

12月5日-7日、ビッグサイトで環境に配慮した製品やサービスを集めた国内最大級の展示会「エコプロ2019」が開催され、来場者は147,653人であった。
持続可能な社会の実現に向けて、SDGsを中核に据えた様々製品、技術、サービス、取り組みが紹介されていた。深刻な廃プラスティック問題、海洋汚染問題へ取り組みとして、サーマルリサイクルに留まるのではなく、脱プラスティック、易分解へプラへのシフトが明確に示されていた。地球温暖化防止へのCO₂排出削減には、新技術開発、新製品、3R活動等多岐の展示があった。

エコプロ展は、企業、団体、自治体、大学等の教育機関の出展など多彩であり、環境配慮の製品、技術、サービスの訴求よりは、近年は小、中、高校生への環境教育展示の側面が強くなっていた。しかし、今回のエコプロ2019では、SDGsへの関心向上、廃プラ・海洋汚染、地球温暖化等喫緊の課題が多くなり、環境のために取るべき行動を真剣に考える企業、団体、一般の人の見学が確実に増加していた。

 日本WPAは、印刷におけるカーボンオフセットの活動が評価され、12月2日に地球温暖化防止活動環境大臣表彰の対策活動実践・普及部門で受賞したが、カーボンオフセットを推進する新潟県、高知県、ボーイスカウト日本連盟、J-クレジットとのコラボレーションによる「カーボン・オフセットクイズラリー」を実施した。

また、未来を背負う子どもたちを中心に「環境の大切さ」を知ってもらうべく、「エコかるた」でのかるた取り大会を実施した。小、中、高校生や大人や家族連れの参加者が1000人近くに達した。日本WPAの会員企業では、新日本印刷株式会社(本社:香川県高松市)、株式会社ホクトコーポレーション(仙台市)が、エコプロ2019用に自社で印刷物を作成し、水なし印刷の環境性能、そして「水なし印刷こそがエコな印刷」であることを訴求していた。

ブースへの来場者には、水なし印刷を採用することにより環境問題の解決につながること、バタフライマークはエコな印刷の象徴であることを訴求できた。

エコプロ会場で配布されていた印刷物の非常に多くが、「水なし印刷」で印刷されていた。水なし印刷の環境印刷への認知度が確実に増加している。下の写真は、配布印刷物のバタフライマーク部分を撮影し集めた画像であるが、エコプロ会場で集めた水なし印刷物のほんの一部のみの写真である。