2024年11月22日
総実績量11075トン
2009年2月21日開始
カーボン・オフセットとは、私たち自身が、経済活動や生活から排出されたCO2量を認識し、さらに削減努力を行います。それでも削減が困難な排出量は、他の場所で実現したCO2排出削減量(クレジット)を購入することにより、自身の排出量の全部又は一部をオフセット(相殺)する活動となります。この取り組みは、環境省・農林水産省・経済産業省など国が認証する制度となります。
私たち日本WPAは、水なし印刷によるVOC(揮発性有機化合物)削減とカーボン・オフセットによる二酸化炭素排出量の削減(相殺)のミックスによって、より高い環境的付加価値のある印刷物の普及拡大に取り組んでいます。
印刷物のライフサイクル*1において、印刷物が一生にわたって排出するCO2排出量を算定します。
算定方法は、LCA(ライフ・サイクル・アセスメント)のデータベース*2をもとに、PGG*3・PGG-CLOUD*4でCO2排出量を算定します。
*1 ライフサイクル:原材料の採取から製造、使用及び破棄・リサイクルに至る全ての過程のこと。
*2 環境への影響評価数値
*3 PGG(Printing Goes Green):一般社団法人日本WPAが提供するCO2排出量算定ソフトウェア。
*4 PGG-CLOUD:PGGをCLOUD上で使用できるソフトウェア
当協会会員の印刷会社にて、印刷物が持つ一連のライフサイクルにおけるCO2排出量を算定し、それを相殺します。
印刷物の一生にわたるライフサイクルにおいて、CO2排出削減の努力をしてもゼロにすることはできません。
ゼロにできなかったCO2は、ほかで行われたCO2排出削減事業で生じたクレジット(排出権)を購入し、それでオフセット(相殺)をして、CO2ゼロへとすることができます。
お客さまは、日本WPAを通じて、クレジットの購入・管理をおこなうカーボン・オフセット・プロバイダーが取り扱うクレジットを使用します。
これは国が認証するJ-クレジット制度(温室効果ガス排出削減・吸収量認証制度)によるクレジットとなります。
バタフライCO2ロゴとは、印刷物の製造や使用、破棄において、どれだけの温室効果ガスが排出されたかを、CO₂換算で「見える化」したものです。
「水なし印刷」+「カーボン・オフセット」された印刷物には、下記のように、水なし印刷で製造されたことを証明するバタフライマークと、オフセットされたCO2排出量が皆さまの印刷物に表示できます。
CO2排出量の算定と申請手続きは当協会会員のカーボン・オフセット取り扱い印刷会社にて行います。
クレジット購入料金は、利用するクレジット(排出権)によって異なります。
当協会で主に取り扱うクレジットは、東日本大震災の被災地から排出されたクレジット総数11社をまとめて、それを1トンずつのクレジットに分割されたものを購入しています。費用はクレジットの種類により異なります。
詳しくは、一般社団法人日本WPA、または、当協会会員リストより最寄りのカーボン・オフセット取り扱いの印刷会社までお問い合わせください。