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2019年02月21日

低炭素杯2019 佐渡総合高校に『日本WPA最優秀未来へのはばたき賞』を贈呈

環境省、文部科学省が後援する「低炭素杯2019」が、2月8日、川崎市の「かるっつ川崎」で開催された。低炭素杯2019の応募数は1425件にのぼり、この中から環境大臣賞グランプリなど各賞が授与された。

日本WPAは低炭素社会づくりや地球温暖化防止の趣旨に賛同し、協賛団体として「日本WPA最優秀未来へのはばたき賞」を創設し、この賞を、低炭素への取り組みで未来をひらく優れた取り組みをした、佐渡総合高校のGIAHASプロジェクトに贈呈した。
佐渡総合高校は、朱鷺の舞う佐渡島内で唯一、専門教科を学べる高校である。

佐渡総合高校の取り組み名は、「広げよう!朱鷺の舞う佐渡の環境を!地域密着環境啓発プロジェクト」である。野生の朱鷺を守るため、島ぐるみで、環境に配慮した農業に取り組んでおり、これが世界農業遺産(GIAHS)に国内で初めて認定されている。多くの農家をまき込み、JA、佐渡市役所、新潟大学などと連携し佐渡島全体でCO2排出量を2272トン削減する効果につながっている。

朱鷺の住む佐渡島でしかできない取り組みは、CO2削減にとどまらず生物多様性保護活動、耕作放棄地でのアズキ栽培、伝統食の団子菓子「しんこ」を使った小学生への食育活動など、多様な活動を行っている。。
食・農業・環境の未来を守る素晴らしい活動の数々である。