日本WPAのロゴマークであるオオカバマダラ(Monarch Butterfly)は、羽を一杯広げても10センチ、体重0.5グラムほどの小さな蝶なのに、壮大な渡りをする。夏の終わりに、カナダやアメリカ北部から、4000キロを飛びメキシコにたどり着く。そこで越冬し、春には北上する。北上中に世代交代を繰り返し、3、4世代をかけて出発地に戻る。
どうして、いつも同じルートを飛び、同じ森に集まるのかなど、謎がいっぱいの蝶である。
「旅する蝶」(新宮 晋著、学校法人文化学園 文化出版局)は、この壮大な大移動を、鮮やかな色彩と躍動感あふれるタッチ描かれた絵本です。
簡潔な文章が、日本語と英語が記載されている。輪廻を繰り返す小さな生命の神秘を感じる絵本です。
お子様へのプレゼントに、またお子様への読み聞かせにいかがですか?