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CFP

2018年08月07日

CFPプログラムが新プログラム「JEMAI環境ラベルプログラム」に移行—2020年4月

印刷物のCFPプログラムは、日本WPA会員が中心となって牽引しているといっても過言でなく、既に登録数は90を超えている。
7月27日に、JEMAI(産業環境管理協会:https://cfp-japan.jp/)のLCA推進センターの伊藤聖子様から、新プログラムへの移行の背景、必要性、意義について詳細説明を受けた。当日は、CFPプログラムに参加している日本WPA会員向けの特別な説明会であった。
cfp.jpg
CFPプログラムは、LCAをベースとしいるが、同じくLCAをベースとしているプログラムとしてエコリーフがある。この度、両プログラムを共通のプラットフォームをベースにして、「JEMAI環境ラベルプログラム」の名称として統合することになった。
cfp logo.pngのサムネール画像背景には、CFPプログラム、エコリーフプログラムが使用している原単位データベースが実情と合わなくなっている点がある。一例として、電力の原単位は、東日本大震災の前後では、大きく変わっているが、データベースが更新されていない。
また、環境情報開示の内容については、CFPプログラムは気候変動のみの単一影響領域を開示することになっているが、世界的な傾向としては複数影響領域の開示に向かっている。
統合した新プログラム「JEMAI環境ラベルプログラム」は、単一影響領域(CFP)と複数影響領域(エコリーフ)に対応できることになる。
日本WPAとして、印刷物の環境情報開示に対してより一層取り組みを強化するとともに、現行の水なし印刷CFPプログラムから新プログラムにスムーズに移行できる方策について、JEMAIと協議を続ける予定である。