仙台市に本社を置く株式会社ホクトコーポレーション(及川文和社長:http://www.hokuto-web.co.jp/)を1年ぶりに訪問した。
昨年度の稼働した第2工場のオフ輪機、製本設備により、情報伝達のワンストップソリューションを提供するとの理念にますます磨きがかかっていた。閑散期と言われる2月、8月は、新設備の寄与で、前年比で大幅な売り上げ高アップを達成したとのことであった。
0歳児から就学までの子育てママに圧倒的な支持を得ている地元密着型情報誌「ままぱれ(宮城版)」に、7月号からは宮城版に加え、山形版を創刊するまでに成長していた。
また、この「ままぱれ(宮城版)」は、8月号で100号に達しており、部数を伸ばしつつ、安定した発行を継続しているのは、巷にあふれるフリーペーパーとは一線を画した充実したコンテンツのなせる業であると言える。現在、この「ままぱれ」を、東北6県に拡大していく計画を推進しているとのことであった。(水なしFMスクリーン印刷で印刷された「ままぱれ」の詳細については、https://www.waterless.jp/about/activity/archives/002742.php を参照願いたい)
(後付けLED-UV装置による水なしLED-UV印刷機)
ホクトコーポレーションは、平成28年度の「ものづくり補助金」制度を活用して、新たな独自製品に取り組んでいる。この「ものづくり補助金」制度では、「高付加価値商品の開発のための水なしLED−UV印刷技術の確立」を事業計画として採択されたものである。
水なしLED-UV印刷は、10年以上稼働していた印刷機をリノベーションし、東京印刷機材トレーディングのLED-UV装置を後付けした印刷機で取組を開始した。
他社の後追いをしない及川社長が、この水なしLED-UV印刷でどのような高付加価値商品を独自に開発されるか、今後の展開に大いに期待する。
(「ままぱれ」裏表紙のバタフライマーク)