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2014年11月03日

チェコ共和国- プロスチェヨフで新稼動に入った東レ水なし版工場で日欧の水なし印刷協会人が会う

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ドイツのPRINT AND PRODUCTION誌に掲載された記事を転載する。
Toray International Textile、及び(一社)日本WPAの招待でEWPA(欧州水なし印刷協会)
のアクセル・シュヴァーマーとデトレフ・ブラウンは、新工場の生産現場を訪問した。
東レは、繊維部門における合成繊維、炭素繊維、化学品や樹脂の製造の分野での活躍するグローバル企業である。その製品群は環境向けだけでなく、製薬業向け、IT業界向けと多岐な製品を製造して出荷している。T東レ(株)は知られた通り、欧州の主要化学品会社に匹敵する化学会社である。
エキサイティングな見学2012年初頭に一連の水なし版製造ラインがチェコ国プロスチェヨフ市の既存の工場施設内に開設されている。現場に入ると、自動車や繊維産業のための高機能な糸が製造されていた。東レ国際テキスタイルから亀井取締役、林部長、奥村課長から歓迎を受け、この工場建設に当った意義、役目につき、興味あるプレゼンを受ける。また、日本WPAの奥継雄氏と佐藤巳次氏とも再会を果たす。チェコ共和国の欧州における立地条件は水なし版製造と出荷にはうってつけの場所であることが覗えた。
ヨーロッパの全体的な市場開発を視野に入れて全体的に明快なプレゼンテーションで、欧州の水なし印刷人に元気付けられるものであった。その版製造工場は巨大なクリーンルームの基で生産され、百聞は一見にしかず、大変有意義なツアーであった。この製造プラントは、日本の岡崎市の最初の東レ版の製造工場に非常に類似している。ここでは、MX-10版が、主に生産されていた。これはKBAコルチナ機向けのものである。ここでは週7日間昼夜製造されていた。短いサプライチェーンのためのヨーロッパの水なし印刷の顧客にはそのリードタイムがしっかり保証されている。
夕食会では、話題は水なし印刷だけでなく、LED-UV乾燥について、両団体の激しい技術的な議論のぶつけ合い、また、地元の食べ物や飲み物文化を探求するなど、延々と続く。終わりにそれは大変、専門的、有益な意見交流ができ、非常に良い対人イベントと感謝したい。
(Detlef Braun記)