2014NEW環境展(5月27〜30日、於・東京ビッグサイト)にかけて、(一社)日本WPAは総会記念セミナーを開催し、五百旗頭 忠男がIpex2014報告をさせていただいた。
Ipex2014は規模的には大幅縮小を余儀なくされたが、先進国における印刷総合展がなり立ちにくくなって来たと見る。Ipex展はこれを契機に衣替えして、Pageのようなイベント形式に変わって行こうとしている。そのセミナー内容などは充実したものがあり、印刷人にとっては中味の濃いものになってくれている。
Ipexセミナーでは、印刷人の生き道はクロスメディア、ニッチと多くの講師連は言われたが、これらをどう実技に落とし込むかが課題となる。ただし、印刷メディアのよさはまだまだあり、これを丁寧に消費者に訴求し続ける、print-centricはますます、肝要になってこよう。
スクリーン印刷の展示会であった、Fespa2014が5月にミュンヒェンで開催されたが、何とIpex2014以上の予約申込み参加者を得ているではないか。また、世界1の印刷機メーカ、ハイデルベルグがデジタル機メーカとのパートナーシップと言い出し、ドイツ流の孤高の姿勢から大転換すると言い出している。世が大きく変化してきているが、変化の推移を見極めつつ、当面は「リノベーション」で決め込むことが中小印刷人にとって、一つの方策ではあるまいか。今年は水なしリノベーションを押し進めてみたい。
五百旗頭のIpex報告のスライドは ここから ご覧いただきたい。