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2013年09月16日

Print2013は大変革(5)

Print2013は無事終了した。HPとか、Xeroxは商売になったと、具体的な契約先まで上げて報告している。確かに過去から見ると小振りになった展示会かもしれないが、まさに世の中の様変わりを示す展示会であったと見たい。
出展ブースランキングで見ると、次のようになる。
Print13-Exh-Rnak.jpg
何と1位から9位までのうち、黄色の部分が日本勢ではないか。少し前までは、印刷機のドイツ勢、製本機のスイスメーカーが大きいブースを占めていたが、退出してしまった。また、名門コダックはChapter11のあおりで、小さい応対ブースを隅っこに出したに過ぎなかった。展示会の出展ブースとは、まさに、先のビジネス傾向を暗示するもので、デジタル勢力の伸長には目を見張るものがある。
その中でも重量機械メーカーとして健闘しているのが、米国での小森コーポレーションの存在ではなかろうか。
米国ではデジタル印刷機を中心とする日本勢が市場に受け入れられつつある中で、日本ではまだ、重量印刷機が展示会では主流を占めようが、これこそ、市場と風土の差であり、なんと皮肉な現象であろうか。
Print2013で目に見えなかったが、画期的な試みとして、会場内のタッチポイントでモイバイル送受信でき、会場案内だけでなく、セミナー会場では講師に質問したり、また、その専用ラウンジで見学者相互の意見交換を図ることができる仕組みを作っていた。
デジタルの世の中の到来を意識せざるを得ないが、参考までに、ジェニファー・マット女史の見解書「 印刷はオンラインに向かう過渡期.pdf

」をご覧いただければ幸いである。