地球温暖化防止の啓蒙運動につなげる、産環協のCFPコミュニケーションプログラムは印刷人にとって、大変、意義深いものがある。このCFPロゴこそ、印刷媒体にあしらって、印刷人が社会に仕掛けられる社会貢献の運動展開ともなる。成熟化社会では消費者・企業に印刷製品を好意的に見てもらうファンを造成してこそ、印刷事業の円滑化と隆盛も図れよう。
CFPロゴの普及にとって印刷媒体が最高の適性もっているが、CFPロゴの申請と検証に時間と費用がかかり、中小印刷業者は事実上、使えない代物となっていた。この制約の垣根を低くするため、日本WPA・7社は、水なし印刷PCRが認定されたことを機会に、これを活用してグループによるシリーズ製品の申請を産環協に行った。
当初の狙いはA4・16ページ 1000〜3000部を7社でシリーズ製品化しようとしたが、±5%の範囲内に収斂してくれなかった。我々の不慣れと不勉強も手伝って、最終的には、3グループに分け、2000部に限定して7社によるシリーズ製品の検証をいただいた。意味的には2グループであるが、うち1社は印刷物の納期の関係上、このような扱いとなった。
しかし、このシリーズ製品のメリットは大きい。グループ個社はこの製品に限り、検証は不要となり、しかも、公開登録料も格安につく。つまり、グループがあたかも日本WPA1社が申請している形になり、料金の割安感が出て来るのだ。かくして、CFPがいよいよ中小印刷人でも使える代物に化けてきた。
CFPロゴを活用し、印刷物を通しての、地球温暖化防止の運動に息長くつなげて行きたい。