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2012年07月01日

旨さを科学する総合商研(会員企業)の掘り下げた働きぶり

札幌プリントピアが新築されて間もなくの頃、当時の、加藤社長に新社屋を案内してもらったが、2階の1室に、味香り研究所なる部署があり、ビーカーやらフラスコが置かれていたことを思い出す。これが一端の母体を担い、2004年に(株)味香り戦略研究所が子会社として設立された。
同社は総合商研の連結決算会社として大変ユニークな活動をされている。色の世界ではCIELABにより、数値・座標軸で表されるようになったが、味・香りの世界でも限りなく、数値・座標軸で明示できるようになってきている。何とこれは日本で生まれた技術で大変誇らしい内容のものだ。
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ビールのレーダーチャート         醤油のレーダーチャート
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などと、表現できる。
無論、これは、高性能な味香りセンサーを駆使して始めてできることで、九州大学の都甲・林研究室始め多くの方々の努力で、できあがった技術と仕組みである。
この味香り戦略研究所が介在し、旨みを科学してお墨付きをつけた商品が、なんと、「イオン」で今、売れに売れている安くて、その上旨い発泡酒Barreal(バーリアル)である。
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この発泡酒の缶に、味香り戦略研究所の旨みの比較データーが表示されているのはすばらしい。実に、説得力があって分かりやすい。
商品開発をするにあたり、総合商研が指向するやり方は、我々の印刷ユーザーがぜひ、取り組んでいただきたい方向性であろう。「イオン」のバーリアルのような大型商品だけでなく、地方で食品・お菓子、農産品作りをしているユーザーは味香りを科学する、これはぜひ、活用していただきたい方法であろう。