エコプロダクツ2011は181,457人と、最高の来場者を向かえて閉幕した。我々はこの展示会で、我々の立ち位置を消費者、印刷バイヤーに理解してもらうべく、ここに出品した。日本WPAブースは株式会社久栄社の総合プロデュースの下に、(株)久栄社と日本WPAの共同出品の形を採った。久栄社は水なし印刷を中心とした環境対応印刷とカーボンオフセットを合わせた「Eco Cue」をアピールしてくれた。名刺と交換にポスター等に貼れる節電温度計シールをプレゼントをしてくれた。
日本WPAは印刷PCRに則った、わが国初のクラウド型「印刷サービス排出量計算ソフト」、PGGクラウドをこの場で正式発表した。また、水なし印刷アイディア商品、額縁風クリヤファイルと賞状風クリヤファイルを来場者進呈し、水なし印刷の多様性を訴求した。
ホクトコーポレーションは震災の地から駆けつけての意気込みをかけての出品。同社の積極姿勢が功を奏し、地域の震災後遺症にもかかわらず、前年並みの業績をキープしている。メディアパレットなる「環境対応印刷通販サイト」と水なし印刷・カーボンオフセットを前面に出しての訴求に勤めた。
精英堂印刷(株)は水なし印刷を中心に沿え、箔押しマイクロエンボス加工、擬似エンボス加工、パール塗工などの凝ったパッケージ品を展示してくれた。その作品の一つが2011年第23回世界ラベルコンテスト「最優秀賞」を6年連続で受賞、同時に、第21回シール・ラベルコンテスト「日本印刷産業連合会会長賞」を受賞した作品を展示し、そのデザイン力と技術力を訴求してくれた。この作品はシルバー地のホイル紙にFMスクリーン製版+色再現領域を広めた広色域印刷を組み合わせて、美しく緊張感のある作品に仕上げている。また、髪にちりばめた宝石は、箔の上に重ねて印刷することにより、独特の輝度感を再現していた。
(株)日精ピーアールは水なしでの、FM10μの高細線印刷を再現してくれる。これは高級カタログ、名画複製の分野で俄然、光ってくれる。我々が印刷バイヤー様にこの度、送ったDMは同社のこの技術と、カレイド印刷を組み合わせたものだ。同社の小倉道夫さんはこの展示会を通し、丹念に出品者ブースを回って印刷物の点検とバタフライロゴの掲載率を調べてくれた。CSR報告書では6割がたにはバタフライロゴが掲載され、非常に高い認知がなされていることが判明した。次はバタフライCO2ロゴの普及を目指したいものだ。
新日本印刷(株)は水なし印刷と第10回印刷産業環境優良工場表彰で経済産業大臣賞を受賞ことを表に出してくれた。ブースも3コマと規模を大きくしての出品であった。
清水印刷紙工(株)は既報のPGGクラウドと、FEMS-CLAUD(電力監視システム)を発表してくれた。
株式会社文星閣は義捐金付カーボンオフセットをキャッチフレーズに出品してくれた。
富士通アプリコ(株)は富士通ブース内に出品し水なし印刷を掲げてくれた。
サンエー印刷は三井住友銀行グループの一角に出品し、水なし印刷を始めとする、独自の訴求を行った。