2月18日午後、日本印刷界間で日本印刷学会23年度総会が開催されたが、清水印刷紙工株式会社の『UV水なし超・高精細印刷』が本年度の技術奨励賞を授与された。内容的には、難度の高い、FM10μでの再現を水なし印刷で実行されたことが評価された。製版時、印刷時で数々の生じた問題点を克服し、実用化にこぎつけられたことが評価された。このような微細点の再現になると、水ありではこなしにくかったが、水なしで克服された。この技術で新しいジャンルへの市場展開が図られる。水なしの可能性を大きく踏み出してくれた清水印刷紙工株式会社の功績をたたえたい。
なお、昨年度は同社社長・清水宏和氏が論文「印刷サービスにおける定量評価手法の確立:LCAによる印刷条件変更に伴う感度分析とLCCの考察 」で論文賞表彰を受賞され、2年連続の快挙を達成された。
表彰状の授与を受ける清水印刷紙工(株)・岩井平氏