こどもエコクラブ全国フェスティバル2025が、3月23日、大阪アカデミア、大阪府庁咲洲庁舎を会場に、公益財団法人日本環境協会主催、大阪府、環境省、文部科学省、こども家庭庁、消費者庁、他の後援で開催された。
全国フェスティバルは、全国で地域に根差して熱心に環境活動している全国各地の「こどもエコクラブ」の子どもたちが集い、自分たちの環境活動を相互の紹介しあい、交流を深め、全国各地の環境活動の情報を広く発信できる「1年間の活動」のまとめの大会である。こどもエコクラブは、今年度は、クラブ数は2378、メンバー数は97,772人と昨年以上となっている。
全国フェスティバルでは、日常のエコ活動の成果や感じたこと・気づいたことをまとめた壁新聞や絵日記を募集する「全国エコ活コンクール」を開催している。(今年度は、全国から120枚の壁新聞と、224枚の絵日記、そして今年から新設されたデジタル部門には8作品が集まった。)エコ活コンクールの作品は、審査の結果、環境大臣賞等の受賞クラブが決定し、表彰された。
また、「エコ活セッション 」 は 、 全国フェスティバルのメインコンテンツの一つであり 、 日頃のクラブの活発な活動の様子を子どもたちの声で聞けるプログラムとなっている。
「企業&団体の環境への取り組みを学ぼう 」 企画では 、出展団体が 子どもたちへ環境の取り組みを説明 ・ 紹介をするものであり、各団体の取り組みブースが設けられた。子供たちが、最新の環境保全技術や世界の環境の現状を学んだりすることで、環境に対する責任と役割を理解し、環境保全活動への参加意欲を向上させ、環境問題を解決する力を育むことが目的である。
日本WPAは、当企画に他の企業・団体ともに出展した。主な出展社は、コカ・コーラ、トヨタ自動車、ダイハツ、象印、佐川急便、関西電力、JR貨物、全国牛乳容器環境協議会である。
日本WPAのブースでは、印刷物を拡大させることで、小さな網点の組み合わせですべての色や画像が再現されていることや、湿し水を使わない印刷のしくみを紹介した。
地球温暖化に関係するCO2の排出量は、広報誌やパンフレット、メモ帳など印刷物の種類ごとに量が違い、カーボンオフセットの仕組みを採用するとCO2の実質排出量がゼロになることを紹介。参加クラブには、こどもエコクラブの協力で作成した「Ecoカルタ」を、事務局からノベルティとして提供した。