日本WPAweb-to-print米国見学団一行、10名がシカゴに来たことをとらえ、歓迎会をCongress Plaza Hotelで開催された、その特集記事が掲載されている。さらに以下、PETER BOOTH水なしにかける思いの見解が掲載されている。
PETER BOOTHは水なし印刷の擁護で語る
オーストラリアのFishprint社のPeter Boothは水なし印刷の利点、および現状認識の考えを我々に送ってきた。本文は我が会員のためにもなり、公表させていただく。
古い真実はもう今日の世界の福音ではない。当地での2、3の以下の事例を上げる。
「水なし印刷を行うと高くつく。」
この見解は、10-20年も前には当てはまったが、IPAの価格はここ5年間で急上昇し、湿し水添加剤、IPA代替品に変わってきている。
当地では、営利事業として水のコストは劇的に上げざるをえないとされている。また、水なし現像機対水あり現像機の使用薬剤の寿命、それらの切り替え時の停止時間、および廃棄物処分の付加費用を考慮に入れると、私は、水なしが優位になると思う。
さらに、1カ月あたりおよそ1500ドルにもなる、ヤレ紙の節約は言うまでもなく、水棒とか湿し添加剤、湿し循環装置の維持費用は不要となる。
よって、これらの要素をすべて加えたら、水なしが費用、環境、および品質面で勝者になると思う!
2番目の例として、UVは非常に汚くて、動力食いで、高価につくと思われている!
この考えは、確かに、15年前には当たっていたし、従来のUVではそうではあるが、現在の新しいランプ技術は日進月歩で変化しており、旧来のパッケージ技術と比べると、動力は減少し、長寿命に変化してくれている。
そして、キーレス(壷キーなし)になり、インクカートリッジになった機械を使うと、本紙8枚で前準備がすんでしまうが、これはかなり、説得力のある議論となろう。
通せる紙・原反の範囲は広くなり、品質も格段に上がることは言うまでもない。
(洗浄でどれほど汚れるのか、私は知らないが? 通常の走行はCMYKであり、日々洗浄をするのは、マットニス、艶消しニス、サテンニスをきりかえるときではないのか?)
それで、本当にこの動きに水を差しかねない話が当地では聞こえるが、私はあえて国際的にものを申したい。
東レ、機械メーカーそれに、WPAが同盟の形でどうかして水なしで協力してもらいたいものだ。すると、私たちユーザーは皆、利益を得られるだろう。