10月23日、国連の「ヒューマニタリアン賞」を水なし平版の製造メーカーである東レ(株)が受賞した。
同賞は、遡る1996年から国連関係者の活動に対して授賞されていたが、2005年からは、2000年国連ミレニアム・サミットで採択されたミレニアム・ゴール(Millennium Development Goals; 2015年までに達成すべき21世紀の国際社会の8つのゴール)から、毎年1つのテーマを選び、国連関係者にとどまらず、その分野で大きな貢献が認められる企業・個人・団体へ授与されるようになった。
表彰式は、毎年、国連デー(10月24日)前後に国連本部で開催されるUNA-NY主催のアニュアル・パーティーにて行われた。
受賞の経緯としては、2007年アニュアル・パーティーのプログラム製作に際して、同年のテーマが「水問題」だったこともあり、東レは、VOC(揮発性有機化合物)の発生量を大幅に抑制すると共に、回収廃液を発生させずオフセット印刷できる環境配慮型製品「東レ水なし平版」によるバタフライロゴ付き印刷物で協力した。それがきっかけとなり、当社の省エネ・温室効果ガス削減に貢献する炭素繊維事業や水処理事業に対する取り組み、並びに「東レ水なし平版」をはじめとする環境配慮型製品群の開発などについて評価され、2008年の受賞候補に挙げられた。
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