京都市の有限会社モジテックは帳簿のマーブル仕上げを手掛けていた、先代まではオーダーメイドの帳簿屋さんであったが、14年前業種転換を図り、2年前にリョービDI3404印刷機を導入され、小ロットカラー印刷を手掛けられた。DI印刷機の持つ最大の特徴、迅速消化(quick turn-around)の良さが認知され、仕事も順調に伸ばしてきた。
DI印刷機では中間廃棄材料、使用薬品は一切なく、しかも、製版は機上製版で現像レス、その上、湿し水を使わない水なし印刷であり、環境には最高のオフセット印刷方式である。同社では、W2インキを採用して、インキ洗浄時のVOC放散量を大幅に削減した印刷作業方式を打ち立てた。
この度、日本WPAに入会されたのを機会に、意欲的にバタフライロゴとW2ロゴを入れた、カラー名刺、カラー封筒を新製品として発売された。
そのお披露目の場として4月26日(土)〜27日(日)、京都市パルスプラザで開催されている、株式会社ファイブの「創立15周年記念春の大展示会」に出展されて発表にこぎつけた。
京都議定書が議決された都市の「町の印刷会社」が、洞爺湖サミットの年に企業向けに、身近な環境対応の印刷用度品を売り込み出したのだ。バタフライロゴは昨今では市場で目につきだしたが、水洗浄性インキのW2インキを一早く取り入れ、印刷工程での二つの環境ロゴを掲げた印刷新製品は稀有であり、まさに時流を見据えた新商品と言える。
同社は端物印刷製造業に徹していて、印刷会社、企画・広告会社を通して一般企業に売り込んでいただく姿勢を取っている。そのため印刷会社にとっては、大変便利な存在と認められつつある。専業の強みと、デジタルデーターでの授受を基本としているため、加工代は大変リーズナブルな水準である。
封筒は既製封筒を流用でき、印刷後の後加工をしなくてもすむため、小ロットでも受け付けてくれる。無論、迅速消化(quick turn-around)で納期も早い。問い合わせ先は、有限会社モジテック、Tel075-382-6750、Fax075-382-6751、monji@mojitec.co.jpである。
新製品を発表されたモジテック・専務・文字みさき氏と社長・文字英之氏
モジテックの新製品・バタフライロゴとW2ロゴの入った封筒と名刺のサンプル