今年最大級の環境展示会(12月13日~15日開催)に日本WPAと会員企業9社(久栄社、文星閣、栄光舎、精英堂印刷、ソノベ、野毛印刷、新藤、新日本印刷、日本WPA)が隊列をなして出品した。会場もビッグサイト東館5ホールを占め、年々盛況を極めている展示会である。電車の中づりポスターもバタフライロゴがあしらわれてきた。
3日間の入場者は164,903名となり、昨年比7.8%増と多くの方が駆けつけてくれた。
日本WPAと会員企業は、意欲的な出品を行ってくれた。日本WPAは新製品・W2インキを広くスポンサー企業に訴えた。また、2008年洞爺湖サミットの公式ポスターが、日本WPAのブースに張り出されて注目された。このポスターは、プリプレスセンターの藤田社長が中心となり、NPO法人コンベンションセンター札幌ネットワークが受注することとなった。そのポイントは、国内最高水準の環境配慮印刷で組み立て、水なし印刷、SOYインキ、質感のある間伐材紙と言う構成で制作されたのだ。各々品位のある8種類のモチーフのポスターで、各々に日本を代表する企業の協賛スポンサー名がさりげなく記載されている。
日本WPAブースの横に、新日本印刷、ソノベ、栄光舎が一列になって出品し、水なしの良さを各々のブースで強調した。
洞爺湖サミット2008公式ポスターは水なし印刷で制作された
エコプロ展事務局がそのネットサイトで取り上げてくれたのは、新藤株式会社で、「ビルまるごとエコ・ファクトリー!地球に優しい社屋と生産システムのご紹介」とし、
http://www.b-navi.net/ecopro2007/events/E1000.php?id=115000 に取り上げられた。
新藤のコマ風景
清水印刷紙工は、東商ブースに2コマ、プラスチックの水なしFM+UV印刷を展示したが、角地の良い場所取りと、ユニークな商品展示で来場者を引き付けていた。
清水印刷紙工の新製品・封緘片の付いたクリヤファイル
水なし印刷とユニバーサルデザインの組み合わせを訴求する久栄社
久栄社はユニバーサルデザインと水なし印刷の組み合わせを訴求していた。
W2インキを大きく訴求する文星閣ブース
文星閣はW2インキを実用化した印刷会社として、専用パンフを作り来場者に訴えていた。
野毛印刷は水なし印刷とダイレクトマーケティングを訴求
野毛印刷は水なし印刷に、ダイレクトマーケティングと言う手法を組み合わせて展示していた。
会員企業の出品と販促を通じ、水なし印刷が着実に市場に浸透されている手ごたえを感じた。
また、主催者の方に印象を聞いたが、水なし印刷がずいぶんと目立ってきたとの評価をいただいた。