滋賀県は、日本最大のびわ湖や周辺の山々などの豊かな自然環境を誇り、一方、グローバルなサプライチェーンの一翼を担う製造業の集積県である。実際、製造業が県内総生産に占める割合が全国1位となっている。また、1970年代の県民運動「石けん運動」で大阪・京都の淀川水系を含むびわ湖水系の環境改善を達成した歴史を持つ環境先進県でもある。
滋賀県は、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることを目指し、県民、事業者等多様な主体と連携して取り組む「しがCO₂ネットゼロムーブメント」を展開している。
今回、J-クレジットの創出・活用を全県で展開するためのプラットフォームとなる「びわ湖クレジット要録制度」が発足した。
日本WPAは、この「びわ湖カーボンクレジット登録制度」に、印刷物のCO₂排出量を実質ゼロで制作するカーボンオフセットで貢献するべく、アインズ株式会社(谷口彰社長:滋賀県竜王町
:https://www.shiga-web.or.jp/eins/)と連名で登録した。
3月16日、滋賀県庁舎で登録盾授与式が開催された。授与された登録盾は、県産のクスノキを加工したものとなっている。
日本WPAとアインズ株式会社は、滋賀県の造林公社が創出する森林吸収クレジットを、2021から活用しており、今回の「びわ湖カーボンクレジット登録制度」の主要メンバーでもある。
「びわ湖カーボンクレジット登録制度」には、滋賀県の金融を支える滋賀銀行や滋賀県信用保証協会も登録しており、滋賀県のプロバスケットチームの滋賀レイクスターズも登録者の一員となっている。
(左写真:滋賀県副知事(左)谷アインズ代表取締役専務(右) 日本WPA事務局長(中央)