米沢市の精英堂印刷(株)はブラッセルで開催された、2007年第19回世界ラベルコンテスト、オフセット(カラープロセス)部門で、最優秀賞を昨年に引き続き受賞することとなった。6回目の最優秀賞を受賞した例は他にない。この印刷は、日本のアンデルセンと言われている、山形県出身の童話作家・浜田廣介氏の代表作「泣いた赤鬼」をモチーフに、同社の優れた印刷技法を駆使してその心を表現したものである。同社の水なしオフセット間欠輪転機は、5色のオフセット印刷ユニットにフレキソUVコーターが装備されている。この機械を駆使し、水なし印刷のお陰で網点一つ一つが忠実に再現でき、高精細で美しい仕上がりを達成した。この世界コンテストに先立ち、「第17回全日本シール・ラベルコンテスト」で日本印刷団体連合会会長賞、優秀賞をそれぞれ受賞されている。
受賞作品、泣いた赤鬼の絵柄をぜひ、ご覧いただきたい。