エコプロダクツ2007展の出品社説明会が9月13日(木) 2時から大手町の日経ホールで開催された。ホール満杯の参加者で、この展示会の盛況さが見込まれる。今年は東館の5ホールを占め、過去最大の規模となる。来年の洞爺湖サミットでは新首相のもとで、新しい枠組みの地球温暖化対策が討議され、採択されていこう。我が国は、環境を切り口とする世界市場へのビジネス展開は避けて通れないと、この展示会の強い意気込みを訴えていた。
出品社への細則説明の中で黒田和好氏は「本展示化のエコ化」を取り上げられた。展示会での印刷物配布は相当量を占めよう。しかし、紙はとかく、ゴミ化する運命にあり、これがエコ上の問題ともなりかねない。そこで、同じ印刷物を作るにも、この展示会出品社はバタフライロゴをつけた、水なし印刷の採用を呼びかけられた。
エコプロダクツ展で主催者が配布する印刷物も、その配慮がなされ、バタフライロゴが付いたものとなっている。
同時に、この展示会で使われる電力は全て、グリーン電力で賄われるが、カーボンオフセット(カーボンニュートラル)を意識してのことである。
話は変わるが、9月21日の国際水なし印刷セミナーの講師、MOZAIC社のDale Ford氏は日々の印刷作業をカーボンニュートラルを維持して生産に当たっている。詳しくはWaterless Current2007年9月号にその記述がある。
日本WPAはさらなる印刷物のエコ化をさらに進めるべく、12月のエコプロダクツ展では、日本WPAグループブース4コマの中で、水なし印刷と新しいW2インキを大きく訴求して行く。