「本を通じて地方を活性化する」、これは地域に根差し、地域の文化の担い手である印刷企業にとって重要な課題です。前橋市の朝日印刷工業が盛り上げた「前橋ブックフェス」のレポートです。
誰の家にも本はあります、本から学んだり、勇気をもらったり、思い出いっぱいの本があります。毎日読み聞かせで活躍している本もあれば、本棚の隅で眠っている本もります。どの本にも歴史が詰まっています。いつか読もうと思いつつもたまるばかりの本もあれば、処分してしまってずっと後になって残念な思いをした本もあるかも知れません。本から見れば読みたい人を見つけてほしい気持ちでいっぱいです、読みたい人に是非読んで欲しい。図書館で本を借りるのではなく、「本のやり取り」をする・・・これが、群馬県前橋市を舞台にした新しい形のブックフェスです。
前橋BOOK FES実行委員会(実行委員長:山本龍 前橋市長)が主催して、10月29日(土)、30日(日)に開催され、日本WPA会員企業の前橋市の朝日印刷工業が大活躍されました。本と印刷切っても切れない仲なのですから。
前橋ブックフェスのメインプログラムは、家で眠っている本を集めて、新しい読み手との縁をつなぐ「本のやり取り」です。中央通りに全国から寄贈本が集まり、気になる本があったら、出展者と話しした上で、持ち帰りができるシステムです。自分で持ってきた本と交換することもできます。やり取りする本の数に制限なく、本と人との出会い提供するブックフェスです。
メイン会場である中央通り商店街には全国から前橋に送られた2万5千冊を超える本が続々と運び込まれ、出展者が思い思いのスタイルでブースをかまえ、ジャンルを問わないあらゆる本を通じて訪れた多くの方々とコミュニケーションが繰り広げられていました。
また、音楽ライブやフードコーナー、各連携イベントも開催されており、本をきっかけにした人や地域の活性化のきっかけになるような素晴らしい企画で、前橋市を堪能できる素敵な機会でした。
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/195354
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000105954.html
https://www.maebashibookfes.jp/
(川の写真は近くを流れる広瀬川)