東洋美術印刷株式会社(千代田区飯田橋:山本久喜社長:https://www.toyobijutsu-prt.co.jp/)が、本社のアートギャラリー「イイクロッシング」にて、3年ぶりの工場見学(オープンハウス)を7月13日から22日までの期間で開催した。
コロナ禍で過去2回のオープンハウスは中止したが、3年ぶりの開催となる今回のオープンハウスでは、「Real Virtual FACTORY」と題して、本社から40kmほど離れた埼玉県ふじみ野市にある東洋美術印刷 埼玉工場をオンラインでつないで、実際に工場で働いているメンバーともコミュニケーションが取れる企画となっていた。
埼玉工場とのオンライン中継
印刷物ができるまでの工程から、美術印刷や環境対応印刷、デジタル印刷技術を、本社と工場をオンラインでつなぎ、1時間にわたるツアー形式で紹介する企画であり、対面(リアル)での工場見学会(オープンハウス)が厳しくてなっている中で、新しい見学会・展示会の在り方の提案である。
VR工場見学
今回の見学会は、埼玉工場とライブ中継するだけでなく、参加者がVRを用いて実際に印刷工場にいるかのような体験ができる。通常の写真や映像では再現しきれない、工場の奥行や隣に立った時の印刷機のサイズ感まで体験でき、まるで現場を実際に歩いているかのような臨場感を生み出すことに成功している。また、VR画像にCGを組み込むことで、工程順序や印刷設備の解説を示すと同時に、印刷機械の稼働動画も組み込まれ、わかりやすい見学となっていた。
環境対応印刷コーナー
環境対応印刷コーナーでは、ECO印刷ソリューションとして「水なし印刷」X「カーボンオフセット」、FSC認証用紙や植物油インキの使用に対しても積極的であり、環境配慮型の印刷物制作や、サスティナビリティ活動の推進に高い水準で取り組まれていることがわかるコーナーである。東洋美術印刷(株)は、「お客の想いをカタチに、心をつなぐ」をパ–パスに掲げ、「環境対応」と「デザイン性」の両側面をかなえそなえる高品質の印刷制作を目指し挑戦し続けている。