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2006年09月10日

大村印刷様で水なし時と水あり時のVOC放散量を測定…ちょっと残念

9月7日(木)と8日(金) 日本WPAのVOC測定班は大村印刷様で水なし印刷導入のための印刷テストを行うに当たり、その対象機の小森リスロン40SP機(2階建て両面機)での水あり時のVOC発生量と水なし時のVOC発生量の比較測定を行った。
7日、同機は水ありで使用されていたので、水ありでのVOC発生量を測定した。
9月8日(金)、水なし導入のための印刷試験を行ったが、この機会を利用して、水なし時のVOC測定を行った。ところがこの測定器の今まで測定したデーター容量が満杯になったためか、endlog表示となり、0ppmを表示したままで、作動しなくなり、ほんの一瞬のデーター測定だけしかできない結果となってしまった。メーカーに急遽電話で連絡を取り、動作確認を取るが復旧できず、一部データーは取れない結果に終わってしまった。
●水あり時の放散量(9月7日) 計測単位は全てt-ppm
VOC放散量 2階ユニット部    1胴目40.0 2胴目35.0 3胴目50.7 4胴目40.4
         1階ユニット部    1胴目41.5 2胴目39.5 3胴目39.8 4胴目42.1
         給紙部    35.8
         排紙部    41.9
●水なし時の放散量(9月8日)  
VOC放散量 給紙部    5.8
給紙部のみ計ったところで、計測器のendlogが働き、以降、測定できなくなったが、水あり時と水なし時での給紙部での測定値は、35.8と5.8と言う差だけは掴めた。
しかし、水なし時の全体での測定ができなく、再測定を要するが、過去の経験則から見て水なし印刷でのVOC発生量は低いことが推測はできる。
PIC-Omura1.JPG
小森リスロン40SPの水あり印刷時のVOC測定風景