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2021年09月22日

Making Peace with Nature(邦題:自然との仲直り)の日本語版の配布:(一社) 日本UNEP協会(国連環境計画日本協会)の発行

地球温暖化は止まることを知らず、台風や豪雨による被害が毎年のように発生し、最高気温や最高雨量は、年々更新を続けている。山火事や洪水、干魃が世界各地で猛威を奮っているのも周知の通りだ。2015年に国連がSDGs(持続可能な開発目標)を掲げて以来、環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)に配慮する企業に優先的に投資や融資をするESG投資は今や主流になりつつある。

日本WPAも、環境保全を標榜する団体として、環境問題への正しい理解の基に、実質的な取り組みを推進していく立場にある。その一環として、国連で環境問題を担当するUNEP(国連環境計画)が2021年2月に発表した統合報告書「Making Peace with Nature(邦題:自然との仲直り)」の日本語版を、各会員企業に配布した。日本語版発行元の(一社)日本UNEP協会は、創設以来、一貫して印刷物には水なし印刷の採用をいただいている。

今回の報告書には、国連総長、UNEP事務局長による序文に加えて、最も重要な5つのメッセージが冒頭にまとめられている。
そこには、「人類の知識、創意工夫、科学技術を、自然を変えることにではなく、人類と自然の関係を変えることへと方向転換する」ことが、「持続的な未来への鍵であり、地球の能力(生命の維持・資源の供給・破棄物の吸収)が回復し、適応し、将来世代に保証を与えることになる」と書かれている。
自然を変える事でなく「自然との仲直り」を実現する重要性を、詳細な科学的なデータと読みやすい紙面構成で伝えられており、更にはSDGs達成のヒントや対策不足への警鐘についてもまとめられており、これからの企業活動の立案に向けて役立つ内容となっている。

日本UNEP協会のサイト https://j-unep.jp/publications/#24 には、翻訳された、国連総長、UNEP事務局長による序文、まえがき、目次、主要メッセージ がPDFで掲載されている。
英語の原文へのリンクは、https://www.unep.org/resources/making-peace-nature から入手できる。
統合報告書「Making Peace with Nature(邦題:自然との仲直り)」の日本語版の入手や情報については以下に直接お問い合わせされたい。
一般社団法人日本UNEP協会(国連環境計画日本協会)
事務局(平日10:0017:00)
〒103-0004 東京都中央区東日本橋2-17-6
https://www.j-unep.jp/
E-mail: info@j-unep.jp