精英堂印刷株式会社(井上吉昭社長:http://www.seieido.co.jp/、山形県米沢市)の作品が、世界的に最も権威のある第31回世界ラベルコンテストの審査結果で審査員特別賞を受賞することがこのほど明らかになった。
精英堂印刷(株)は、水なし印刷の色再現性、見当精度の良さを生かしたラベルを長年に渡って制作している。また、全日本シール印刷協同組合連合会が1990年からほぼ毎年開催している「日本シール・ラベルコンテスト」では、最高賞の経済産業大臣賞をはじめ数々の賞を毎年受賞している。
2019年の「日本シール・ラベルコンテスト」でも、日本酒のラベルの2作品で、経済産業省商務情報政策局局長賞(オフセット部門)および日本印刷産業連合会会長賞(オフセット部門)を受賞している。
経済産業省商務情報政策局局長賞受賞作品は、北海道の小林酒造株式会社様の限定商品である「大吟醸 北の錦」のラベルでる。日本海、オホーツク海、太平洋に囲まれた北海道をイメージし、上から穏やかな白波、中段は荒波の銀波、下段にはステンドグラス調の色鮮やかな青海波風の文様を、精度の高い見当合わせの技術で、インキとニスを巧みに使用し、それぞれ異なる質感で表現している。
この作品は、小林酒造株式会社様との共同企画により制作されたものである。
日本印刷産業連合会会長賞受賞作は、宮城県の(株)一ノ蔵様の季節限定商品である「秋上がり純米酒 一ノ蔵」のラベルで、「夏の深緑」と「初秋の紅く色づく落葉」が風に乗って舞う情景で、夏から秋に販売する季節感を表現し、原紙のツヤ、エンボス加工とニスを組み合わせることにより、立体感のあるきらびやかなラベルに仕上がっている。この作品は、精英堂印刷と(株)一ノ蔵との共同企画とのことである。
この作品が、別途の選考を経たうえで、日本代表として権威ある世界ラベルコンテストに出展され、今回の31回世界ラベルコンテストで受賞したものである。