日本WPAは、環境省が実施する令和元年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰の対策活動・実践・普及部門で受賞した。12月2日、東京都千代田区のイイノホール＆カンファレンスセンターで表彰式が行われた。
今回の日本ＷＰＡの受賞については、2009年に開始した「印刷工程で排出されるCO₂を実質ゼロにする活動＝カーボンオフセット事業」の継続性が評価され、会員企業が排出CO₂を実質ゼロにした印刷物が３２００件に達し、相殺したCO₂量も６１８８トン－ＣＯ２（１２月３日時点では、６，４１９トンを達成）に達する実績が評価された。さらには、中小規模の印刷会社でも当該活動に参加がしやすくなるよう、クラウド化した温室効果ガス排出量積算ソフト（ＰＧＧ）を開発、カーボンオフセットした印刷物にはロゴを表示することでの見える化など、地球温暖化防止活動の啓発への大きな貢献などが総合的に評価された。
（写真は、八木哲也環境大臣政務官（左）、表彰状を手にした日本WPA田畠会長（右）
地球温暖化防止活動環境大臣表彰は、平成10年度から、地球温暖化対策推進の一環として、毎年、地球温暖化防止月間である12月に、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人または団体の功績を讃えるために行っている。
今回、日本ＷＰＡが受賞した対策活動実践・普及部門は、地球温暖化防止に資するライフスタイル、地域における効果的な節電に関する活動、植林活動など、地球温暖化を防止する活動の実践・普及などについて継続的な取り組みに関する功績を対象とするもの。
日本WPAのカーボンオフセットは、日本WPAの会員の印刷会社だけにとどまる活動ではなく、誰も参加できる活動である、すなわち「カーボンオフセット付き印刷物」を発注すれば、地球温暖化防止に貢献できることになる。
カーボンオフセット付き印刷物の発注で、地球温暖化防止活動の推進を！