「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(略称:グリーン購入法)」の改定で、VOC低減に向けた取り組みを推進する主旨から、水なし印刷システムの導入が、印刷工程における配慮項目として設定された。
今回、グリーン購入法の改定で、「印刷役務」におけるオフセット印刷のVOC発生抑制の対策の一つとしてトップに『水なし印刷システム』の導入が掲載され、かつ環境配慮チェックリストの様式例においてもオフセット印刷の環境配慮技術のトップに掲載された。
更には、環境省大臣官房環境経済課が発行している「グリーン購入法の調達者の手引き」にも、「印刷」での参考となる環境ラベルの一つとしてバタフライロゴが、グリーンプリティング認定制度、エコマーク、NLマーク、植物油インキマークとともに紹介され、別に1ページを設けて水なし印刷やバタフライロゴ、カーボンオフセットバタフライロゴの説明が掲載された。
今回のグリーン購入法の改定で水なし印刷が設定されたのは、日本WPA会員が、水なし印刷の環境優位性の認知度拡大に取り組んできた成果が、国等の機関において正式に認められ、かつ高く評価されたものと言える。
詳細は、環境物品等の調達の推進に関する基本方針の改定部分の詳細
環境省発行の全文は、環境物品等の調達の推進に関する基本方針、グリーン購入法(2019)調達者の手引き